里山の風景
これ、な~んだ?
☆これは、なんだか分かりますか? ≪2015/06/06≫
上のサムネイル画像をクリックすると大きな画像に変わります
戸山の郷の田んぼに「豊年エビ」が大繁殖しているんです!
この「豊年エビ」はカブトガニと同じ仲間で小型の甲殻類で、太古から地球に生息している生き物です。
「豊年エビ」は、六月の最初頃、田植えが済んで田んぼに張った水がぬるむ頃に発生し、7月の最初には姿を消してしまうそうです。たった1ヶ月の命なんです。
この一ヶ月の間に、メスはお腹の上に卵を抱き、逆さまになって泳ぎ始めます。そして土の中に卵を産んで死んでしまいます。卵は翌年まで、土の中で眠っています。
しかし、「豊年エビ」は環境が悪くなると、何年でも卵のまま土中に眠っているそうですが、環境が良くなると突然卵から孵り、写真の様な親の「豊年エビ」に姿を変えて出てきます。
つまり、農薬や化学肥料を与えると、卵から孵らないのです。有機農法をやり、水田の環境を昔の活性化した田んぼに戻すと出てくるわけです。
このエビが現れた田んぼは素晴らしい環境だと言えます。
☆豊年エビを飼育した記事がありましたので、興味のある方はご覧ください。